住みにごりwiki！全巻読んだ私が登場人物やあらすじ等を徹底解説！

2024年6月28日2024年6月30日

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著名人やメディアで紹介され絶賛されている漫画「住みにごり」。

この記事では「住みにごり」について、全巻読んでみた私がwiki的に

・概要や世界観・作者
・登場人物
・管理人的あらすじ
・感想・見どころ・魅力

を徹底解説していきます。

この記事ではそんな「住みにごり」のネタバレ含む全巻考察と見どころ、漫画感想をお届けします。

あなたも読みだしたらきっとハラハラと緊迫感が止まらず、あっというまに全巻読んでしまうことでしょう。

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住みにごりwiki！全巻読んだ私が登場人物やあらすじ等を徹底解説

項目	詳細
タイトル	住みにごり
原作	たかたけし
出版社	小学館
掲載誌	ビッグコミックスペリオール
ジャンル	ヒューマンドラマ
巻数	6巻（2024年6月時点）
価格	759円（税込）
発売日	2022年4月28日（第1巻）
ISBN	4098613018

住みにごり概要・作者・世界観など

たかたけしによるヒューマンドラマ漫画です。

ビートたけし、麒麟・川島明が絶賛した漫画で、漫画クチコミサイト「マンバ」では新連載ランキング１位を獲得しています。

アメトークの漫画大好き芸人の中で紹介されており、人気と注目がされるきっかけになっています。

作者のたかたけし氏の漫画家デビュー後2作目の作品で、実家というものを独自の視点で描きたかったそうです。

当初、結末を決めた状態で執筆を始めたと言っていますが、物語のなかでそれが変化しているとも。

ヒューマンドラマとしてジャンル分けされているものの、読者から賛否両論のあるおぞましい絵柄と内容になっています。

怪談やホラーとは違う、現実的な恐ろしさを作者の表現力と視点で描き出した恐怖漫画と言えるかもしれません。

管理人的住みにごりあらすじ

住みにごりは西田家の出来事が綴られている物語です。

仕事を辞め、東京から実家のある田舎に戻ってきた29歳の末吉がある夢を見ます。

それは無職35歳の兄のフミヤが暴走している夢。

現実のフミヤもなにを考えているのか分からず、末吉はフミヤのことを心配しながら見ており…

一見のどかな風景に見える片田舎の西田家ですが、次々と暗雲が立ち込めるようになっていきます。

そこには西田家の秘密と、ある人物の思惑が絡んでいて…

常に予想を裏切る驚愕の展開で読者を夢中にさせる、気持ち悪くも怖い漫画です。

本格的に物語に危機感が走り始めるのは3巻から。

それまでは比較的幸せな展開で進んでいきます。

3巻からジェットコースターが急落していくかのように、恐怖と絶望感に溢れる内容となっています。

作者がいったい何を描きたいのか、ただただ転がり落ちる絶望を描いているかのような虚無感も感じられます。

登場人物

西田フミヤ：西田家の長男。無職の35歳で、父の西田ケンから◯◯製造機と疎んじられている。弟の末吉からも何を考えているのか分からないと、距離を取られている。

西田末吉：次男。29歳の東京帰り。フミヤのことがよく分からないために悩んでいる。仕事を辞めて実家に戻り、幼馴染の森田と再会することに。登場人物のなかでは常識を持っているかに見えるが、そのためにかえって浮いてしまうこともある。

西田長月：西田家の長女。フミヤの良き理解者。離婚経験があり、その後年下の男と付き合うようになる。父のケンからあば◯れと罵られていて、父親のことが心底大嫌い。実家に仕送りをしながら仕事をしているため、頼りにされている。

西田ケン：フミヤ達の父。酒癖が悪く、ある秘密を抱えている。プライドが高く、喧嘩っ早い性格。フミヤや長月のことをよく罵倒していて、比較的まともな末吉に期待している。家庭内ではクズな面しかないものの、外ではいいところが登場したりもする。

西田百子：ケンの妻。ある病気で体を悪くしている。フミヤにお小遣い兼買い物を頼んでおり、ケンに身の回りの世話をしてもらっている。ケンの秘密を知ってしまったことで、複雑な状況に立たされる。そのことでフミヤの力を借りる場面も。

森田：末吉の幼馴染。29歳。本屋で働いている。東京帰りの末吉と再会する。高校時代レスリングに打ち込んでいた。複雑な家庭環境を持っている。ある目的を持って西田家に接触する。

柳：森田と同じ本屋の同僚の女性。ケンと意外な繋がりを持っていたことがある。

鈴原：森田、柳と同じ本屋で働く20歳の男性。あるイベントをきっかけに、西田家と知り合うことになる。

たかたけし氏は女性を描くのが苦手だったと明かしており、森田らを描くのに押見修造氏の作画を参考にしたそうです。

押見修造氏は血の轍、ボクは麻理のなか、志乃ちゃんは自分の名前が言えないなどの漫画を発表しています。

作画を見るとたしかに森田の原型と言えそうな気がしてきます。

感想や魅力、見どころ

全巻読んだ感想としては、読後感が最悪です。

とにかく憂鬱さと絶望感がすさまじいです。

その分、そっち方向に作者が尖っているのは納得できます。

見どころを一言で言うと、森田の思惑でしょう。

初登場時はかわいらいし女性という感じでしたが、少しずつ、読者にもほとんど気付かれないような形で、それでいてどこかおかしさも少しずつ滲ませています。

そんな森田のおかしさの伏線が回収されていく様子が緊迫感やスリルとともにドカッと表れてくる感じです。

また、絶望や緊張感や恐怖が見事な表現力で描かれているのも見どころと言えます。

そうした状況に立たされたときのキャラクターの感情が全身の異変として噴出していました。

現実にはあり得ない身体変化ですが、言葉にできないくらいの極端な感情変化が表されています。

不気味な演出も見逃せない魅力です。

特にフミヤや森田周りでその不気味さが際立っています。

森田の変わりようは普段のかわいらしさのギャップもあり、不気味さは格別。

森田のお色気シーンも見どころと言えます。

こんな人におすすめ

・他の漫画とは違った尖った漫画が読みたい

・ビートたけしがなぜ絶賛したのか知りたい

・森田かわいい

・リアルな怖いのが読みたい

・現実的な非現実ストーリーが読みたい

・絶望感を漫画を通して堪能したい

・スカッとしたい

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