紅霞後宮物語小玉伝ﾈﾀﾊﾞﾚ38話(最新9巻)と漫画感想!小玉の覚悟

2020年6月16日2021年4月16日

紅霞後宮物語～小玉伝～最新刊9巻に掲載の38話。

この記事ではそのネタバレと感想、無料で読む方法も紹介していきます。

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紅霞後宮物語～小玉伝～37話(9巻)

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紅霞後宮物語～小玉伝～続編最新刊9巻38話ネタバレ

驚きの表情を浮かべる文林に、小玉は気さくに肩を叩いてこれで元に戻ったのだからと元気に話します。

笑顔で去ろうとする小玉を呼び止め、病気をしないよう話す文林。

あのとき引き止められたらと思う文林は、結局自分の気持ちをまったく伝えられなかったことを悔いていました。

◆

ある兵から寛の報告を受ける文林。

交渉が決裂し、国境警備も敗走し、辰を超えて進軍しており、すぐにでも交戦できる状態だったのでした。

敵の指揮官が姫昂だろうという話で、小玉は戦ったことがあることを文林に伝えます。

文林は征討軍を編成する意思を伝え、並大抵の指揮官では歯が立たないことから、小玉に指揮を取らせることに。

小玉もそれを受け入れます。

◆

鴻皇子に帰ってこれないかもしれないことを告げる小玉。

母がいなくても強くなるように言い、鴻皇子は返事をして小玉に抱きつきます。

◆

鴻皇子に意図的に厳しく言ってしまったものの、軍人らしさが抜けない自分に嫌気が差す小玉。

しかし、武人として皇宮に来たことを話すと、今更遅いかなとさみしそうに漏らします。

梅花はなにか声をかけたくてもかけられず、うつむいてしまいます。

◆

文林の横に立つ清喜。

清喜は文林が小玉になにかをしたのだと思っていました。

小玉は今湖西に行ったときと同じく戦の準備をしていました。

そして、自分が死んだときの準備も進め、妃嬪や女官、宦官に対処を話していました。

馮貴妃は小玉の死んだときは皇后になるように言われていました。

それを聞いて呆けて持っていた茶をこぼした馮貴妃は、李昭儀とともに泣き出し、生涯菩提を弔うことを誓っていたのでした。

清喜は小玉が死んだときは大家を恨むと、冷たい表情で言います。
文林は自分もだと答えるのでした。

小玉の部屋にやってきた文林は、戦の書類を小玉に渡し見ておくように伝えます。

用を伝えて帰ろうとする文林に、小玉はここで寝ていったらと勧めるのでした。

いいのかと聞く文林に、あのときのような酒はでないからと嫌味を言う小玉。

◆

ベッドの上で横になる文林と小玉。

背中を向けて寝ている小玉に、文林は今までと違うものを感じていました。

いつもどおりの小玉に戻ったはずなのにと。

文林は沈太監の言葉を思い出します。

愛する女に何を与えたいかと。
それに対して自由を与えたいと答えていた文林。

文林はそれが叶えられるところまで来ていると確信していました。

過去を振り返り、覚悟はしていたはずだと思いながらも、小玉を指揮官として選ぶときに2つの思いが浮かんでいたのでした。

小玉を送れるという気持ちと、送れてしまうという気持ち。

背中を向ける小玉を見ると、この体を知っていると思う文林。

温かさのある生きている体を抱いていたことを思い出すと、冷たく眠った体を抱いている自分を想像してしまいます。

小玉に手を伸ばす文林。

小玉は背中を向けたまま、自分はこのために皇后になったのだと話し始めます。
小玉は生きて帰れるか分からないけど、文林が望む結果を残すと話します。

文林は手をそのまま置いて返事をするのでした。

◆

皇后として身支度を梅花にしてもらう小玉は、梅花に心配されます。

小玉は文林と長くいたために、文林が自分に対して望むことを分かるようになっていたのでした。
それを梅花に伝えると、梅花はうつむき涙を流して泣き始めます。

梅花の反応に驚き、慌てて梅花を安心させる小玉。

◆

小玉は孫修儀を呼んでいました。

孫修儀が鳳皇子の命を助けるように文林に説得していたこと、そのおかげで孫修儀が鳳皇子の養育を任されようとしていることを聞いていると話す小玉。

そして大家から賜ったという茶を孫修儀に渡します。

孫修儀は嬉しそうにお礼を言い、お茶を受け取るのでした。

その様子を見て、小玉は毒をもられたばかりなのに茶に抵抗がないことを指摘します。

自分はまだ抵抗があると。

うつむきながらハッとする孫修儀に、小玉は金母の子、正確には孫だろうと見抜きます。

孫修儀は御母堂を失ったために自分が母になり、司馬尚書たちを利用して小玉に仇討ちしようとしていました。

淑妃に罪をなすりつけ、鳳皇子を賜り、毒を盛られた茶を自分も飲むことで疑いを逸らそうとしていたのだと。

母から子を奪うことが大罪だったことを、思い出したように孫修儀に告げる小玉。

懐妊していた自分は孫修儀の毒で子が流れたのだと話します。

信じようとしない孫修儀に、鍛えている自分のほうが回復が遅かったことをおかしいと思わなかったのかと小玉は答えます。

そして金母の子なら教えに従うように、父に伝えなさいと続けます。

孫修儀はその場に崩れ落ちたまま繰り返し許しを乞い始めます。

それは金母に対してでした。

小玉はその場を去りながら、金母の名前を叫び繰り返す孫修儀の声を聞きます。

その途中、小玉の顔が切なそうに曇ると、壁に置いた手を握りしめ、しゃがみこんでしまいます。

◆

征討の日、皇帝である文林の前でひざまずき、敬意を表す沈太監、樹華。

その中央に、鎧に身を包んだ小玉が立っていました。

文林はこの日が来ることを知っていて願っていたと思い始めます。
なのに、と考えていると、小玉は笑顔で行ってくるねと言います。

以前の小玉の姿を思い出す文林。

小玉の背中を見送る文林の表情はどこか寂しそうです。
それは以前の自分の姿と重なるのでした。

小玉は階段を降りたところで切なそうな顔で振り向きます。
名残惜しそうに前を向き、小玉は大勢の兵の間を歩いていきます。

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感想

泣きそうになりました。
小玉の覚悟と文林の葛藤に胸が詰まります。

生きて帰って欲しいです。

孫修儀の思惑を潰したときは胸がすく気持ちでしたが、小玉は複雑な思いを感じているようでした。
小玉ではなく、金母に謝るところに異常な恐ろしさが感じられます。

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