紅霞後宮物語小玉伝最終回ﾈﾀﾊﾞﾚ(58話14巻)と漫画感想!継がれる意志

2022年5月6日2022年6月4日

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プリンセスで連載の「紅霞後宮物語～小玉伝～」58話（14巻）。

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紅霞後宮物語小玉伝 8巻～14巻（31～38話、42、43、44、45、47、48、49、51、52、53、54、55、56、57、最終回58話）
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漫画「紅霞後宮物語～小玉伝～」完結14巻ラスト58話ネタバレ【プリンセス2022年6月号　栗美あい・原案＝雪村花菜】

ある青年が視察の名目で1人草原に馬を走らせていました。

突然、賊に絡まれてしまいますが、ある女性に助けられます。

その女性は康国の第二王女イルテでした。

青年はその女性にお礼を言おうとしますが、お互いに護衛の兵が到着して早々にその場を去ることになります。
護衛が来たことで、イルテにも青年が大辰帝国の皇帝であることが伝わります。

イルテは青年に興味を持ち、青年も命の恩人であるイルテに国を挙げてお礼がしたいからと、従者にその準備を命令するのでした。

青年がお礼をする日。
イルテは皇帝の玉座の隣に座っています。

皇帝の妃として、イルテは招かれることになっていたのでした。

一方の康国の女王にとっても、大辰帝国の皇帝にイルテを嫁がせることは望ましいことでした。
女王はかつて小玉と会ったことがあり、小玉のことをとても気に入っていたのです。

イルテは玉座の近くに置かれている肖像画を見て、青年に尋ねます。

それは武威皇后の画でした。
隣には先代の皇帝の肖像画も置かれています。

武威皇后の噂は康国まで届いており、イルテはその話を青年から聞いてみたくなったのでした。

青年も武威皇后について得意げに話し始めます。

司馬の謀反を阻止した小玉に対し、文林は封号を与えたいと思っていました。

しかし、その本音は小玉との結婚式を兼ねていたのです。
小玉が本当に自分のものになったのか確かな証が欲しいからと。

小玉は既に本気の気持ちを伝えていたのにと不満を漏らしますが、文林のお願いを受け入れることにします。

封号授与の日。

小玉は武威皇后の称号を得て、文林の目の前に進みます。
文林の前に立った小玉は、文林の不安を見抜きます。

司馬に言われた呪われた一族。
小玉はそれを取り除いてあげるために、文林と幸せになることを告げます。

文林から差し出された剣を抜き、大勢の前でそれを掲げます。
しばらく、二人を祝う声が響き渡る中、文林と小玉は幸せそうに見つめ合います。

その後、文林は小玉の偉業を後世に残すことに邁進します。
小玉は後宮で畑を耕したり、残った左腕で軍の指導や剣術の指南をしていました。

そして病で倒れ、崩御することに。

青年は最後だけ寂しそうに語ります。

イルテは小玉の意志が青年に受け継がれていることを確信し、自分が青年の妃としてやってきたことを嬉しく思うこと、大辰帝国の皇后として国のため尽くすことを誓い、小玉のように前線に戦いにも行くことを話します。

青年もそれを承諾し、戦いのときは自分もともに行くこと約束するのでした。

小玉の物語は書物に語り継がれ、後世になってその内容が小さくなっていきます。
しかしいつでもそこには小玉と文林が生きているのでした。

草原を二人並んで馬で駆け、小玉は楽しそうに文林に話しかけていました。

千年後に想像できるかと。

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感想

成長した鴻皇子が小玉のその後の話を語るラストでした。
鴻皇子は小玉のように明るい性格の好青年になっていました。
それまで小玉に育てられ、いろいろなことを教わってきたのだろうと、その面影を思わせます。

小玉も文林もすでにいなくなってしまった時代で寂しさを感じてしまいますが、イルテの言う通り鴻皇子がそれをしっかりと引き継いでいました。
頼もしさやこれからの明るい未来を思わせます、

小玉も文林もしっかりと両思いになって幸せに過ごせたのだと思うと、今までの紆余曲折もこの日のためにあったのだと報われる気持ちになります。

鴻皇子の名前は最後まで出てきませんでしたが、皇帝となった今ではあえて出す必要もなかったのだろうと思いました。

ラストで草原を駆けていく二人の姿が、眩しくも寂しい終わり方でした。
鴻皇子の治世がどうなるのか、その後の話も気になりますね。

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