紅霞後宮物語小玉伝ﾈﾀﾊﾞﾚ第56話(14巻)と漫画感想!司馬との決着

2022年3月4日2022年6月4日

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プリンセスで連載の「紅霞後宮物語～小玉伝～」56話（14巻）。

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漫画「紅霞後宮物語～小玉伝～」14巻56話ネタバレ【プリンセス2022年4月号　栗美あい・原案＝雪村花菜】

鴻皇子が外に脱出し、仲間の軍に救援を求めます。
紅霞宮に取り残された人たちを助けるため、道案内を買って出る鴻皇子。

小玉の無事を問われますが、鴻皇子は黙ったまま悲しそうに目を見つめるのみでした。

その頃、文林は持っていた剣を司馬に折られてしまいます。

剣を突きつけられ、降伏を迫る司馬でしたが、文林は自分の本当の剣がまだあることを告げます。

絶対に折れない剣。
小玉が文林の目の前に立ちはだかり、文林は誇らしくその剣を司馬に示すのでした。

司馬は不意に小玉に切りかかり間合いを詰めます。

小玉はすでにこの戦いが無意味なものであると、戦いながら話すのでした。

淑妃も鳳皇子もすでにいないと。

一瞬戸惑う司馬でしたが、すぐに戦意を取り戻し、再び小玉に襲いかかります。
司馬は本当の黒幕は皇帝の呪われた血筋だというのでした。

その血が災いを呼ぶのだと。

文林の頭上の柱が崩れ文林はその下敷きになります。

文林の不幸をその血が招いているのだと高笑いする司馬。

小玉との決戦を挑もうとする司馬は、小玉の片腕が痺れていることを悟ります。

司馬は不敵にほほえみ、小玉の弱点を突いた攻撃をします。

司馬の攻勢に押され、小玉は壁際に追い詰められることに。

司馬の突きをかわし、距離を取る小玉。

司馬は小玉の出自を卑しいものだと貶し、その出自ゆえに権力と財産に目がくらんで戻ってきたのだろうと罵声を浴びせます。

剣を交えていた小玉の表情は険しくなります。

小玉は司馬に頭突きを浴びせ、態勢が崩れたところに素手で殴りかかるのでした。

壁を背にし、座り込んだ司馬の上に剣を構えていると、司馬は小玉に言います。

娘や孫のように殺すといいと。

小玉はしばらくして剣をおさめます。
司馬はそれを見て取ると、袖の中に隠していた剣を抜き出し、小玉に襲いかかります。

形勢を逆転させる司馬。

小玉はたまらず倒れてしまい、司馬の剣を目の前に突き立てられるのでした。

その頃、折れた文林の剣に誰かの手が伸ばされています。

小玉の甘さを馬鹿にし、皇后の器でないと司馬は罵ると、その剣が振り下ろされます。
小玉はかんざしを抜き取り、司馬の腕に突き立てて逃れます。

そして司馬に告げます。
自分がここに戻ることを選んだのは誰でもない自分自身だと。

司馬は再び剣を振り下ろそうとします。

しかし、司馬の胸元に折れた剣が突き刺さるのでした。

それを遠くから投げた文林が司馬に最後の言葉を告げます。

司馬が望んだ答えだと。

司馬は玉座の後ろにある巨大な龍の壁にすがるように近づいていきます。

その壁を支えていた縄が突然切れ、壁が司馬と小玉に倒れようとしています。
文林は壇上から飛び降りるよう叫びます。

飛び降りた小玉を下で受け止める文林。

司馬がいた場所に壁が倒れ、玉座も崩壊します。

逃げ道も絶たれた二人でしたが、小玉は陽気に文林に話します。

鴻皇子が外に助けを求めて勇ましく走っていったこと、だから鴻がいればこの国は大丈夫と。

文林は自分と取り残されたことにいいのかと聞きます。
小玉は明るく答えます。
軍のときから変わってないと。

そして文林は小玉が紅霞宮で自分に伝えようとしていたことを最後に教えてほしいと、この場で問いただすのでした。

小玉は微笑みながら承諾すると、改まって文林を見つめ、その名前を呼びます。

結婚してほしいと。

その意味に戸惑う文林。
地位に関係なく、普通の夫婦でありたいと、小玉は自分の望みを伝えます。

文林はこれまで何度も望んでは諦めてきた夢が叶うのだと、いたたまれなくなり小玉を愛おしく抱きしめます。

小玉は答えを求めます。

文林は幸せそうな顔で結婚すると答えるのでした。

宮殿は唸りを上げ、今にも崩れようとしています。

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感想

とうとう司馬との決着が付きました。
権力の座に最後まで執着した司馬は、小玉と文林に敗れる結果となりました。
その欲にふさわしい最期を迎えたようです。

司馬に追い詰められては反撃をし、ハラハラし通しでした。

鴻皇子に未来を託し、その場でともに最期の決心をした二人。
短い時間ですが、本当の意味での夫婦になれて二人とも今までで一番幸せな時間を過ごしているようです。

鴻皇子が呼んだ救援は間に合うのでしょうか？

小玉伝のクライマックスに差し掛かっているようですが、この内乱をきっかけに新たな戦争の火種になりはしないかと心配な面もあります。

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