【BL漫画】ﾍﾟｰｼﾞをめくるその前に 第1話ﾈﾀﾊﾞﾚと感想(Chara 文川じみ)

2019年12月21日2020年5月11日

BL誌Chara 2020年2月号から新連載の「ページをめくるその前に」。

この記事ではそのネタバレと感想、無料で読む方法も紹介していきます。

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※電子版Charaは紙版より数日遅れて発売されます。参考までに、2019年12月号の紙版は10月21日、電子版は10月25日でした。

「ページをめくるその前に」新連載漫画第1話ネタバレ(Chara 12月22日発売 2020年2月号 文川じみ)

ゲイで小説家のはざま伸は仕事が一段落する度に一晩限りの相手とベッドを共にするのが常だった。

カジマという偽名で会ったのはヒロという少年で、熱い夜を過ごしたのち、どういうわけかずるずると同じ相手と繰り返し逢瀬をするようになっていた。

ある日自身の新刊が置かれてる状況が気になり書店に赴いたはざまは、新刊だというのに平積みではなく棚差しで並べられていた自作を手に取り消沈する。

人目につかなければ売れないだろうと良くないとはわかりつつも平積みのエリアに並べようとしたところ、ヒロとばったり出くわしてしまう。

聞けばヒロは見た目にそぐわず読書家である様で、しかも自作のファンであるという。

あまりにも熱心に自作の良いところを巻くしたてられ、これほどまでに自分の作品に想い入れてくれるファンとの遭遇が初めてだったはざまは感極まってしまうが、自分が著者であることは言いだしづらくなってしまった。

職業を聞かれフリーのライターだと偽り、思わず自分もファンであると誤魔化してしまう。

作家の同じファンであると思いこんだヒロははざまと意気投合。

夜の付き合いは長いのに互いの事は一切知らないという不思議な関係で、思わず相手の一面を知ってしまったひと時となった。

流れでホテルに行くかと思われたが、今日は自作を読むからダメだと断られ、自分に負けたとショックを受けるはざまだったが、初めて目の当たりにしたファンの反応にまんざらでもなかった。

その後、就寝しようとするとヒロから連絡が入り、本は読んだかと聞かれる。

読んではないが著者なので内容は把握している為、読んだと答えるとどこかで会えないかと誘われる。

自分に合いたくて誘ってくれたと思うと嬉しくなるはざまだったが、予想通り自分に合いたいのは著作について語りたいがためであったと知りいささかがっかりする。

しかし著作について熱心に語るヒロを前に、自身が伝えたかった事を語るとヒロははざまの事を自分と同じ熱心なファンだと思いますます意気投合する。

そしてそんなささやかな逢瀬の後はホテルに誘われ、素直にヒロの提案に乗ってしまう欲望には忠実なはざまなのだった。

感想

夜に付き合っていた身体だけの関係の男が実は自作のファンで、と爛れてる一面から少女漫画の様なピュアな展開は凄く素敵だと思った。

特に攻めの小説家は万人受けするベストセラー作家というわけではなく、コアなファンがつくマイナー作家というのも気持ちがよくわかる。

中々目の前で熱心に自作を語られるといった経験もない様なので、散々エッチして体の相性は知っているけど相手の意外な一面に戸惑いつつも感動しているところは非常に共感も持てる。

あまりにも熱心なファンなので自身が著者であることは言えなく偽ってしまったところが、どのように相手にばれてしまうのかが今後楽しみである。

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