薔薇王の葬列とはどんな話?魅力や見どころを分かりやすく紹介!
アニメも放送された人気の漫画「薔薇王の葬列」とはどんな話か?
この記事ではなるべく分かりやすく、内容や魅力を紹介していきます!
キャラクターの特徴や人間模様、あらすじも書いているので、漫画やアニメを視聴するときの参考としてどうぞ。
※全文ネタバレ注意です。
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薔薇王の葬列とはどんな話?ストーリーや内容をわかりやすく紹介!概要も
作者 | 菅野文 |
---|---|
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 月刊プリンセス |
連載号 | 2013年11月号~2022年2月号 |
連載期間 | 2013年10月4日~2022年1月6日 |
巻数 | 16巻(2022年1月時点) |
話数 | 全78話 |
原案 | ウィリアム・シェイクスピア『ヘンリー六世』『リチャード三世』 |
ジャンル | 歴史ダークファンタジー少女漫画(恋愛・BL腐要素あり) |
薔薇王の葬列は、シェイクスピアの歴史劇「リチャード三世」「ヘンリー六世」を元にした漫画です。
ストーリーは15世紀に実際に起きた「薔薇戦争」に沿って描かれています。
薔薇戦争は1455年~1485年の30年間、ヨーク家とランカスター家の間で行われた戦争です。
ヨーク家の三男であるリチャードが主人公となっています。
悪魔の子として生まれた両性具有のリチャードは母から忌み嫌われ、愛を求めては裏切られていきます。
リチャードの生涯を中心とした紆余曲折、葛藤、人間模様が描かれています。
実際の歴史と違う点は
・人間関係
・登場人物の設定
などが違っています。
薔薇戦争前後の英国年表
西暦 | 出来事 |
---|---|
1429年 | ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放 |
1431年 | ジャンヌ・ダルク処刑 |
1453年 | 百年戦争終結 |
1455年 | 薔薇戦争開始 |
1461年 | エドワード4世即位 |
1483年 | リチャード3世がエドワード5世を廃して即位 |
1485年 | ボズワースの戦いでリチャード3世が負け、戦死。ヘンリー7世即位 |
薔薇王の葬列の魅力と見どころ
薔薇王の葬列の魅力は主に3つ。
- 美麗な絵
- 登場人物
- 人間関係
美麗な絵
本日1月6日、薔薇王の葬列最終回です!
9年前、連載第1回1ページめのネーム🌹 pic.twitter.com/RMnOBgWHwb— 菅野文【薔薇王の葬列】アニメ始まりました (@kanno_aya) January 5, 2022
菅野文さんの美しい絵が中世イングランドの壮麗な世界観にピッタリ。
キャラクターも丁寧に美しく描かれていて、単純に絵を見ているだけでも楽しめます。
イラスト集も出るほど、読者からは絵について人気があります。
「薔薇王の葬列」イラスト集 荊棘の棺
登場人物
美形で魅力的なキャラクターが多数登場します。
影があるけど素直な一面もある主人公のリチャード。彼は愛を求め、愛と権力の選択を迫られ、ラストも愛に助けられます。
権力欲に溺れ、あらゆる手段を厭わないマーガレット。
彼女の激情ぶりは夫のヘンリーも手を焼いていたことでしょう。
信仰厚く、権力も争いも好まないヘンリー6世。
リチャードとは対象的な明るいキャラクターとして登場しています。
しかし、リチャードは彼の身分を知らないまま惹かれ合っていくことに。
リチャードを子供の頃から慕い続けた側近のケイツビー。
どんなときもリチャードの味方であり、良き理解者だった彼の存在は非常に大きかったでしょう。
リチャードの父であるヨーク公リチャード。
ヘンリー6世から王位を奪いますが、その後マーガレットの策謀で殺されてしまいます。
主人公リチャードにとっての生涯の憧れであり、同時に彼の言葉がリチャードを縛り続けることにもなります。
リチャードの兄エドワード。
ヨーク公リチャード亡き後にイングランドの王になりますが、復讐の未亡人エリザベスの虜になり、破滅へと進みます。
キングメイカーとして尽くしてきた側近のウォリックを裏切ったため、彼の恨みを買って謀反を起こされます。女性関係に溺れるダメっぷりが読者の間では人気が分かれるキャラクターです。
エドワードに仕えて彼を王に押し上げたウォリック。
エドワードとフランス王の娘との結婚話を彼が進めていたにも関わらず、エドワードはウォリックに内密にエリザベスとの結婚を進めてしまいます。
結局、エドワードはウォリックよりエリザベスを取ったため、ウォリックの体面やこれまで尽くしてきた恩義、立場は潰されてしまうのでした。非業の死を遂げることになり、哀れなキャラクターです。
ウォリックの娘でリチャードの妻になるアン。
良い意味で貴族らしさがまったくない、素朴なアンは読者からも人気です。
リチャードと子供の頃に出会い、エドワードが王になったところでリチャードと結婚。
最後は結核で死んでしまいますが、子供想いの母でもありました。
魅力的な個性の登場人物たちが織りなす愛憎交じる人間関係が、この漫画の最大の魅力とも言えます。
人間関係の魅力
愛と裏切り、権力争い、復讐劇から起こる人間模様が描かれています。
例えば、主人公リチャードの人間関係。
母に愛されず、悪夢として見るくらい自分の出生に苦しんでいたリチャード。
そんなとき、羊飼いと称するヘンリーと出会います。
ヘンリーとの時間は愛に飢えていたリチャードにとって心を埋めてくれる存在になります。
後に戦場でヘンリーと再会し、敵であることを知ったリチャードでしたが、リチャードは彼を憎むことができません。
捕らえられ、正気を失っていたヘンリーに愛を求めますが、リチャードは彼から拒絶されます。
その結果、リチャードはヘンリーを刺殺してしまいます。
リチャードのキングメイカーとなったバッキンガムでしたが、リチャードに王位を捨て、自分とともに生涯を過ごすことを求めるようになります。
リチャードは苦悩の末、王位を選び、バッキンガムはリチャードへ戦を起こそうとします。
結果的に、バッキンガムはリチャードの手で処刑されることに。
このように、愛を求めては裏切られを繰り返し、悲劇が生まれ続ける内容になっています。
全ての人物に愛が満たされていたら、こうした悲劇は生まれなかったのでしょうか?
多くの主要キャラが救われない最後を遂げることなっており、暗い物語が苦手な人は途中で読むのをやめてしまう人も見られました。
逆に、ダークな雰囲気、内容が苦手ではない人にとってはストーリーも面白く読めるかと思います。
薔薇王の葬列 あらすじ
ヨーク家とランカスター家の王権争いである薔薇戦争の始まり。
ヘンリー6世が王として治世する時代。
ヨーク公リチャードは正当な王としてヘンリー6世から王位を取り戻す決意をします。
父が唯一の光だと信じていた三男のリチャードが、父に王になってもらおうと甘言も織り交ぜ進言するのでした。
父リチャードはヘンリーの大軍に一時退避するも、再度の進攻でヘンリーを王座から引きずり下ろします。
王位を手に入れた父リチャードは、三男リチャードと再会し、新たな誓いを告げるのでした。
次は王として絶対に退かないと。
リチャードの襲撃を逃れたヘンリーの妻マーガレットは大軍を率いて反旗を翻します。
ヨーク公リチャードはこれを迎え撃とうと、前線へ向かうことに。
その途中、罠にはまり、大軍に囲まれてしまいます。
絶体絶命のなか、リチャードへの誓いを貫き、マーガレットめがけて突進するヨーク公リチャード。
しかし、その剣はマーガレットに届かず、討ち死にしてしまいます。
- 薔薇王の葬列 漫画61話(14巻)
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どんな人におすすめ?
- 中世ヨーロッパの王宮や貴族の世界観が好きな人
- 世界史が好きな人
- ドロドロした権力争いが好きな人
- 残酷な描写が苦手でない人
- 多少の腐要素も面白く見れる人
- 美形美男子が好きな人
- 悲劇が嫌いでない人
- シェイクスピアが好きな人
「薔薇王の葬列」の時代の後の史実を読める漫画
リチャードの物語が終わった後、英国はテューダー朝になります。
そのヘンリー8世の治世をフィクションにした漫画が「王国の子」(びっけ)です。
エリザベスの影武者となるロバート少年の物語。
フィクションですが、登場人物の名前や歴史設定はほぼ史実通りなので、薔薇王の葬列の後の英国がどのようになっていったのか漫画で知ることができます。
英国史にハマった人や、リッチモンドが王位を手にした後の英国を知りたい人にはおすすめの漫画です。
まとめ
薔薇王の葬列について、内容や魅力など紹介してきました。
シェイクスピアの歴史劇を題材にしているため、大筋は薔薇戦争同様の流れになっています。
キャラクター設定、人間関係などが作者のアレンジが加えられ、魅力的な内容に。
特に登場人物や人間関係が美しい絵とともに描かれているのがこの漫画の見どころです。
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