駆除人11話(3巻)ﾈﾀﾊﾞﾚと漫画感想【不死の勇者の願い事】(浅川圭司)

2020年1月10日2020年8月11日

漫画「駆除人」3巻に掲載の第11話「駆除11 不死の勇者の願い事」。

この記事ではそのネタバレと感想、お得に読む方法も紹介していきます。

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漫画「駆除人」3巻11話【駆除11 不死の勇者の願い事】ネタバレ（コンプエース 浅川圭司）

ナオキと同じ異世界転生者であるマルケスと知り合う事になったナオキ達。

彼もまた、ここではない別の世界から異世界へと転生した人物で、穏やかな性格をし、大きな眼鼻と癖のある髪型と、親しみやすい印象のある彼は、ダンジョンマスターを生業にしている人物でもありました……

初めて会う、自分以外の異世界転生者と、どんな話が聞けるのかと高揚した気持ちを昂らせていたナオキですが、ベルサと熱く濃い魔物談義へとのめり込んでしまうマルケスに、げんなりとしてしまいます。

ダンジョンマスターを営んでいるので、やはり魔物好きなのかと、濃すぎる話についていけず、ベルサに助けを求めてしまう彼。

ダンジョンがどれだけすごく、またそのダンジョンで生息した魔物がどれだけにすごいのかと、熱を持って語り出すベルサですが、アイルはすでに夢の中と、難しい事は考えない彼女に感心しながらも、説明よりも体験してみればいいと、マルケスにダンジョンへと案内される事となります。

そして訪れたダンジョンは、ナオキの想像を超えるものだったのです。

地下の迷宮を想像していたダンジョンではなく、そこには空が広がり、熱い太陽が照り付け、砂漠が広がり、そこに生息する見た事の無い大型の魔物と、ナオキ達は圧倒されてしまいます。

ダンジョンとは現世から隔離された別物の空間と説明をするマルケス。

亜空間によって構成された世界をダンジョンと呼び、ダンジョンコアの膨大なる魔力によって形成され、魔物達によってダンジョンを維持する魔石は生み出されている事を知ります。

ベルサも同じ考えと至ったことを研究成果で示し、感心するマルケス。

見た事の無い世界に感心しながら、マルケスの作るダンジョンに圧倒されていた中、ナオキはマルケスに秘密のダンジョンへと案内されてしまいます。

それは彼と鉢合わせてしまった井戸の下……そこは穏やかな自然に囲まれた空間だったのです。

こんな場所があるのだと驚きながら、同じ異世界転生者として語り合う二人。

マルケスはかつて勇者として活躍した過去があり、不死の身体を手に入れ、魔王討伐を目指したかつての経緯を話します。

それ故に年老いて死ぬことが出来なくなってしまい、時間を持て余す日々を過ごしていたマルケス。

ナオキ達を見て、かつての冒険していた自分を想い出し、それを懐かしく想う彼から、驚くべき事を言われてしまいます。

それは自分を殺してほしいという願いでした……

感想

マルケスという小太りなおじさんは実は勇者だったと、驚きの人物の登場に注目な今回。

一見すればひょうきんなおじさんに見えてしまうも、実は結構にハードな人生を歩んでいたのだと、彼のつらい過去がしんみりとしてしまい、ナオキを見て、かつて勇者として活躍していた頃の事を思い出して、寂しそうにすると、哀愁の漂う内容となっています。

アイルとベルサは相も変わらずに平常運転で、好奇心旺盛にダンジョンの事に夢中になっているご様子と、陽気と哀愁が入り混じる展開に注目できます。

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