駆除人12話(3巻)ﾈﾀﾊﾞﾚと漫画感想【三〇〇年ぶりの青春】(浅川圭司)

2020年1月11日2020年8月11日

漫画「駆除人」3巻に掲載の第12話「駆除12 三〇〇年ぶりの青春」。

この記事ではそのネタバレと感想、お得に読む方法も紹介していきます。

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漫画「駆除人」3巻12話【駆除12 三〇〇年ぶりの青春】ネタバレ（コンプエース 浅川圭司）

マルケスに自分を殺してほしいと懇願されたナオキ。

でも彼はその頼みを聞けませんと、あっさりと断ってしまいます。

あくまでもナオキは、仕事の為にスキルを取得しているのであり、この先にもし相手を殺して奪うスキルがあっても取得しないと、マルケスに告げてしまいます。

ナオキはマルケスの望みを叶えられなかった事に申し訳なさを思います。
彼はマルケスの部下であるガイストテイラー達と打ち解ける事になります。

ガイストテイラー達は、かつてマルケスが愛したエルフの女性をモデルにしており、最初は何も知らない自分達に、色々な事を教えてくれたと、彼の事を大切に想っている事を知ります。

そんな彼らにナオキはある事を教えます。

翌日に、アイルと共にスノウフォックス狩に向かい、小さなかまくらを使い、餌となる肉を仕掛け、食べている隙に、素早いスノウフォックス達を仕留めていき、３０匹をまとめて退治してしまいます。

マルケスのダンジョンに潜り、狩りを繰り返し、ベルサはダンジョンに生息するモンスターの研究資料を完成させ、依頼を無事に達成していきます。

何時の間にか仲良くなっていたアイルとマルケスと、この島での時間を有意義に過ごし、旅立ちの時間を迎えます。

久しぶりに楽しい時間を過ごしたとマルケスに感謝され、大量の金貨を報酬として渡され、最初は拒むも、これから入用だという事実にも逆らえず、やむを得ずに頂いてしまうナオキ。

マルケスにもし、旅の途中でエルフの里に訪れたのなら、ソニアという娘を探して欲しいとのことでした。

エルフは死ねば、世界樹に魂が戻り、生まれ変わると伝えられ、彼の愛した人がもし生まれ変わっていたらとの願いを、素直に受けた彼は、自分がちゃんと彼に向き合っていなかったことを知ります。

旅立ち、このまま島を後には出来ず、マルケスと再び会話をするナオキ。

マルケスも願いを拒絶されたことで、よそよそしく避けていた事を認め、自分の孤独を誤魔化そうと、逃げて終わらせようと、無理にナオキに押しつけようとしたことを謝罪し、これからの人生をできうる限りに前向きに生きる事を決めます。

そして旅立ったナオキ達を見送り、再び、一人で過ごす事となりますが、ガイストテイラー達に茶を振舞われ、ナオキに入れ方を教えてもらったと、嬉しそうにするガイストテイラー達に、マルケスは素直にまずいと言い、これから教えていくと、新しい目標を見つけていました。

感想

マルケスさんの孤独な人生を思うと、実にしんみりとなる内容の今回……

何千年も一人で生きていき、かつての思い出を色あせながらも、愛すべき人を救えなかったことや、愛すべき人を想う続けていく事を、ただ純粋に大切にしていた彼でしたが、この空虚な人生を終わらせてほしいと願う切ない気持ちがしんみりと伝わってきます。

そんな中で、ナオキに励まされ、新しい生き方を見出していくマルケスと、彼の心の再生と旅立ちが描かれた、実に爽快感のある内容となっています。

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